鈴鹿2&4レース JSB1000 決勝 23日
ウイニングランで27連勝を喜ぶ中須賀
ウイニングランで27連勝を喜ぶ中須賀
 【鈴鹿サーキット(三重県)ペン=田村尚之、佐藤洋美 カメラ=多賀まりお】信じられない偉業を続けながら、ヤマハ中須賀克行(41)は大記録への執着をまるで感じさせない。「記録を目指してやっているわけではないから。一戦一戦『どうすれば勝ちきれるか』を考え、日々努力しているだけ」とサラリ。27連勝、通算80勝目を達成しても、いつも通りの冷静な表情だ。

 この日行われたレース2も、他を圧倒した。ポールスタートから出遅れて、1コーナーを4番手で通過したが、すぐに3番手に浮上。その後は、先行するSDGホンダの名越哲平、同僚の岡本裕生をぴったりとマーク。タイヤの消耗を抑えながら余力をため、残り3周でトップに立つと一気に逃げきった。

 「気温も上がり、コンディションが変化した。どうしたら自分が勝ちきれるか、ずっと考えていた。前に出たタイミングはバッチリだった。うまくレースをコントロールできた」と会心の笑みを見せる。

 「土曜(レース1)に勝てたので、日曜も勝って帰りたい−という気持ちが強くなる」。人には見せない地道な努力と、勝利への貪欲さが、歴史に名を刻む絶対王者を生み出した。