昨季第6戦のSUGO大会は3台がコースレコード更新の大接戦。僅差でARTAのホンダNSXがPPを奪った(GTA提供)
昨季第6戦のSUGO大会は3台がコースレコード更新の大接戦。僅差でARTAのホンダNSXがPPを奪った(GTA提供)
 スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)は9日、今季の予選方式をA、Bドライバーの合算方式に変更すると発表した。2人のドライバーが1セットのタイヤで走ることになる。持ち込みタイヤ本数が昨季から1セット減らされ、300キロレースは晴れ用4セット(20本)になったことに対応した。

 シリーズは2022年11月、CO2排出量の30年までの半減を目標とする環境対応ロードマップ「グリーンプロジェクト2030」を策定した。昨季からGT500クラス車両にバイオマス由来の非化石燃料を導入。タイヤのロングライフ化を促すため、タイヤを1セット減の5セットにした。今季はさらにGT300クラス車両に非化石燃料50%を加えた新燃料を導入し、タイヤをもう1セット減らした。

 タイヤを減らすと、チームが温存を図って公式練習などの走行を控えることも懸念される。そのため、予選をこれまでの2セットから1セットにとどめることで対応。予選のポイントもポールポジション(PP)の1ポイントのみから、今季はPP3ポイント、2番手2ポイント、3番手1ポイントに増やした。

 2人で1セットのタイヤを使うため、コースレコード更新の可能性が減ることも考えられるが、GTAは「これからのモータースポーツは、その存続において環境への対応は取り組むべき最重要課題の一つ」と強調。新たな予選方式の導入を「環境対応とスーパーGTらしさを両立させる有効な方策」と位置付けた。