芳賀以来12年ぶりヤマハ最速〜トーチュウとの約束果たす
第35回大会トップ10トライアル(最終予選)
1人2分6秒台をマーク、自身初PPをマークした中須賀(カメラ=今泉慶太)
1人2分6秒台をマーク、自身初PPをマークした中須賀(カメラ=今泉慶太)
 【鈴鹿サーキット(三重県)佐藤洋美】真夏の祭典、第35回鈴鹿8時間耐久ロードレース予選2日目(28日)はポールポジション(PP)から10番グリッドまでを決めるトップ10トライアルが行われ、モンスターの中須賀克行(ヤマハ)が2分6秒845をマークして、8耐初のPPを獲得。26日の東京中日スポーツ(中日スポーツ)紙面で誓った“約束”をみごとに果たし、ヤマハに2000年の芳賀紀行以来12年ぶりとなる最速グリッドをもたらした。2番手にはハルクプロの清成龍一(ホンダ)、3番手にはヨシムラのJ・ウォーターズ(スズキ)がつけた。

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 高橋巧(ホンダ)が2分7秒台に入れ、清成龍一(ホンダ)がそのタイムを上回る。そして、中須賀克行が2分7秒台の壁を破ってトップに躍り出ると、スタンドはどよめきに包まれた。以後、J・レイ(ホンダ)、秋吉耕佑(ホンダ)、J・ウォーターズ(スズキ)がアタックしたが、届かず、中須賀の8耐初PPが確定した。

 カメラのフラッシュを全身に浴びながら中須賀は、「うぉ〜」と拳を突き上げて雄たけびを上げ、わき上がる大歓声に応えた。が、トップ3の記者会見ではホッとした表情。「東京中日スポーツの事前取材で、うまくいったら2分6秒8でポールを取るって宣言していたので、実現できて本当に良かった。そして、すごくうれしいです」

 ヤマハの8耐ポールは00年芳賀紀行以来。その芳賀は今大会のトップ10トライアルには出なかったが、感無量のようす。「あのときの自分を思い出したよ」と中須賀の健闘をたたえた芳賀。T・ヒルと中須賀の速さを認め「決勝でも3人で力を合わせて、最後まで走らないとね」とにやり。C・エドワーズとともに成し遂げた96年以来の勝利を2人とともに勝ち取るつもりだ。
ピットに戻ってガッツポーズの中須賀(カメラ=北村彰)
ピットに戻ってガッツポーズの中須賀(カメラ=北村彰)