最終戦 ボルドール24時間
タイトル獲得を喜ぶTSRのメンバー。後列右がフック、その左隣がディメリオ。2人の後ろに藤井正和総監督(ホンダ提供)
タイトル獲得を喜ぶTSRのメンバー。後列右がフック、その左隣がディメリオ。2人の後ろに藤井正和総監督(ホンダ提供)
 2輪の世界耐久選手権(EWC)第4(最終)戦「ボルドール24時間」が17〜18日、ポールリカールサーキット(フランス)で43台が参加して行われ、日本の「TSRホンダ・フランス」(ジョシュ・フック/マイク・ディメリオ/アラン・テシェ組)が逆転で、4シーズンぶり2度目のチームタイトルを獲得した。

 TSRは首位と23ポイント差のランキング2位で最終レースに臨んだ。4番手からスタート。2度のトラブルで一時は28番手まで順位を下げたが、その後は着実に順位を回復。トップと4周差の4位でゴールした。チャンピオンシップを争っていたライバル4台がトラブルで次々と敗退してく中、しぶとく生き残って栄冠を手にした。

 フックは「3人とも夜間走行が速く、いい走りをしたと思う。優勝は難しいと分かり、王座獲得を最優先にした。できる限りエンジンをいたわって、最後まで走り切ることができた」と満足げ。ディメリオも「ついにチャンピオンになれた! とても誇りに思う」と歓喜した。

 TSRは前戦の鈴鹿8耐(8月7日)でジーノ・リア選手が転倒して病院に運ばれ、容体は当初危険な状態にあったが、現在は回復中。今回はレギュラーのフック、ディメリオに加えて、リアの代わりに、2017─18シーズンでタイトルを獲得した際のメンバー、テシェを起用した。

 助っ人として快挙に貢献したテシェは「大変なレースになったが、ベストを尽くした。リアの回復を心から願っている」とコメントした。

 ランキング首位だったヨシムラSERTモチュール(スズキ)は2連覇王手で決勝に挑んだが、序盤の35周目にオーバーヒートのためリタイア。加藤陽平監督は「安全上のため、ある部品を交換する必要があったが、うまくいかなかった」と説明した。