メランドリがトップ・タイム〜ロッシは余裕の6番手
MotoGP合同テスト第1日
06年型ZX−RRに乗り、カワサキ3年目のシーズンに向けてスタートを切った中野(カメラ=遠藤智)
06年型ZX−RRに乗り、カワサキ3年目のシーズンに向けてスタートを切った中野(カメラ=遠藤智)
 【セパン・サーキット(マレーシア)遠藤智】ロードレース世界選手権(WGP)のMotoGP合同テストが28日、当地でスタート。初日は雲の多い天候で、最高気温も32度と熱帯の国としてはまずまずのコンディションながら、ヤマハ、スズキ、カワサキが2006年用のニューマシンを登場させ、早くもヒートアップだ。なかでも新車「ZX―RR」の初ライドに挑んだ中野真矢(カワサキ)は10番手タイムも手応えを強調。06年型「YZR―M1」の王者V・ロッシ(ヤマハ)も好フィーリングに笑みを浮かべていた。トップ・タイムは、M・メランドリ(ホンダ)がマークした。

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 カワサキ3年目のシーズンに向けて中野が好スタートを切った。ピットには、比較のために用意された05年型ZX―RRが1台。そして、カワサキが満を持して投入する06年型が2台。「最初に今年型のマシンに乗って、それからエンジンのスペックが違う新型の2台を乗り比べた。細かいセッティングをせずに大まかな方向性を確認しただけですけど、正直、手応えのあるバイクですね」と満面の笑みを浮かべた。

 来年型はエンジンがコンパクトになり、それに伴って車体も変更されている。フル・モデルチェンジと言ってもいいほどの大変化となったが、「運動性能が上がって、エンジンのいいところが生かせるようになってきた。これまで2年間やってきたことが、やっと形になってきた」と中野は成果を感じている。

 本来なら最終戦バレンシアGP直後のテストで乗る予定だったが、予選の転倒で左手を負傷して初ライドはこの日までお預けとなっていた。「あれから3週間。手の方もかなり良くなって、ちゃんと乗ることができた。明日から本格的なセッティングに入るけれど、すごく楽しみ。とにかく、12月から1月にかけてのテスト禁止期間前に、いいデータを残したい」と気合を入れた。

 2年連続でランキング10位。来季はひとケタはもちろん、初優勝を狙う。ニッポンのエースに成長した中野の2日目以降の走りに期待が集まる。

 〇…ヤマハに移籍して2年連続チャンピオン。5年連続で最高峰クラス王者に君臨しているV・ロッシは6番手と様子見の1日となった。「今日は今年のマレーシアGPで問題となったフロント・タイヤのテストを重点的に行った。そのあとニューバイクに乗ったが、第一印象はすごくポジティブ。本格的なテストは2日目から。楽しみだよ」と期待を込めた。

 〇…250CCクラスで2年連続王者で、ホンダのワークス・チーム「レプソル・ホンダ」入りしたD・ペドロサも元気いっぱい。「ライディング・ポジションをすべて見直してもらい、乗りやすくなった。バイクもタイヤも初めてなのでステップ・バイ・ステップ」と初日5番手にまずまずの表情。

    <MotoGP合同テスト第1日>
 順  ライダー(マシン)       タイム
 1 M・メランドリ(ホンダ)   2分02秒95
 2 N・ヘイデン(ホンダ)    2分03秒20
 3 C・チェカ(ホンダ)     2分03秒58
 4 C・エドワーズ(ヤマハ)   2分03秒73
 5 D・ペドロサ(ホンダ)    2分03秒75
 6 V・ロッシ(ヤマハ)     2分03秒82
 7 T・エリアス(ホンダ)    2分04秒05
 8 J・ホプキンス(スズキ)   2分04秒13
 9 C・ストーナー(ホンダ)   2分04秒29
10 中野真矢(カワサキ)     2分04秒80
11 J・エリソン(ヤマハ)    2分05秒09
12 R・ドゥ・プニエ(カワサキ) 2分05秒60
13 C・バーミューレン(スズキ) 2分05秒65