ペドロサが笑顔の復帰〜周平は07年型お預け
ヘレス合同テスト第1日
周回は少なかったが初ライドしたホンダのマシンへの手応えを強調した中野(カメラ=遠藤智)
周回は少なかったが初ライドしたホンダのマシンへの手応えを強調した中野(カメラ=遠藤智)
 【ヘレス(スペイン)遠藤智】MotoGP、250CCクラスの合同テストが28日、当地で行なわれ、中野真矢のホンダ初ライドは、あいにくの雨でわずか16ラップにとどまったが、自身は好感触を得たもよう。緊張の1日を終えて笑みを浮かべた。トップ・タイムは、ラリーに熱中していたV・ロッシ(ヤマハ)で、本業でも仕事きっちりだ。125CCクラス(KTM)から250CCクラス(ホンダ)にスイッチしたJ・シモンが初ライドでトップ・タイム。2番手にチームメートの青山周平(同)が続いた。

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 待ちに待ったホンダ初ライド。「コニカミノルタ・ホンダ」で緊張のスタートを切った中野だが、午後からの雨で、わずか16ラップで初日を終えた。「初めてのバイク。4年ぶりのミシュランだったので、チームと話し合って、ウエットは走らないことにした。2日目は天気が回復すると聞いている。いいコンディションでたくさん乗りたい」とひとみを輝かせた。

 この日は結果的に足慣らしになってしまったが、「エンジンのスムーズさには本当に驚いた。経験したことがないフィーリングだった。バイクも小さく、軽くてすごく乗りやすい」と、中野の口から出てくるのは驚きだけ。

 そしてタイヤに関しても、「4年ぶりのミシュランの変わり方にも驚いた。今日は感触を確かめた程度だったが、リアのグリップの良さは素晴らしい」と満面の笑みだ。

 「プロトタイプとは思えない完成度の高さ。1日も早くホンダとミシュランのパフォーマンスを引き出せるようにしたい」と中野は気合を入れていた。

 〇…約1カ月ぶりにテストに参加したロッシはわずか16ラップも、あっさり首位を奪った。このインターバルはラリー三昧。ニュージーランド・ラリーに出場して世界ラリー選手権(WRC)初完走の11位でフィニッシュし、先週はイタリア・モンツァのエキシビション・イベントで優勝と健闘。最高の気分でヘレス入り。「800CCでも簡単に41秒台が刻めた。(排気量が)990から800になって、スピニング、スライド、ウイリーもしないしすごく乗りやすかった。明日はニューシャーシで走る」と、本業でもライバルを圧倒して上機嫌。

 〇…左腕の「腕上がり(筋肉が張ってマシンの抑えが利かなくなること)」の手術のため前回のマレーシア・テストをキャンセルしたD・ペドロサ(ホンダ)が元気な姿を見せた。この日は苦手のウエット路面克服のためレイン・タイヤのテストにも積極的に取り組み、「今日はあまり成果はなかったが、1カ月バイクから遠ざかっていたので、走りのリズムは取り戻せた。2日目からが楽しみ」と久々の走行を楽しんでいた。

 〇…250CCの青山周平には2006年型と、車体が一新された2007年型RS250RWのプロトが用意された。この日は06年型でスタートして、午後から07年型に乗り換える予定だったが、雨のためメニューを消化できず。「今日は本当に走っただけという感じ。明日からですね」とサバサバ。

 <WGPヘレス合同テスト第1日>(路面:ドライ&ウエット)
 順   ライダー(マシン)        タイム    周
 ▽MotoGP
 1 V・ロッシ(ヤマハ)      1分41秒746 16
 2 J・ホプキンス(スズキ)    1分42秒161 18
 3 C・エドワーズ(ヤマハ)    1分42秒293 35
 4 D・ペドロサ(ホンダ)     1分44秒030 31
 5 L・カピロッシ(ドゥカティ)  1分44秒307  5
 6 C・バーミューレン(スズキ)  1分44秒394  5
 7 M・メランドリ(ホンダ)    1分44秒876 28
 8 C・ストーナー(ドゥカティ)  1分45秒574  7
 9 中野真矢(ホンダ)       1分46秒200 16
10 J・マクウィリアムス(イルモア)1分47秒216 35
11 A・ピット(イルモア)     1分48秒518 21
12 V・グアレスキー(ドゥカティ) 1分50秒386 28
13 A・バロス(ドゥカティ)    1分59秒078 12

 ▽250CC
 1 J・シモン(ホンダ)      1分46秒063 40
 2 青山周平(ホンダ)       1分46秒342 25
 3 A・ドヴィッツィオーゾ(ホンダ)1分48秒133 19
 4 R・ゴメス(ホンダ)      1分50秒653 67