ストーナー2日目も転倒〜ロッシはご機嫌な1日
MotoGPヘレス合同テスト第2日
2日目は3番手上昇。来季への手応えをつかんだ中野(カメラ=遠藤智)
2日目は3番手上昇。来季への手応えをつかんだ中野(カメラ=遠藤智)
 【ヘレス・サーキット(スペイン)遠藤智】中野真矢(ホンダ)が28日のロードレース世界選手権(WGP)MotoGP合同テスト2日目に3番手タイムをマーク、復活ののろしを上げた。今季は低空飛行を続けた中野だがグレッシーニに移籍し一気に上昇気流だ。トップ・タイムは08年型ホンダRC212Vプロトを駆るD・ペドロサで、ニューマシンの仕上がりも順調。V・ロッシ(ヤマハ)も負けじと2番手の好タイム。一方、新王者のC・ストーナー(ドゥカティ)は2日連続の転倒で、左肩を痛め、最終日をキャンセルする。

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 「コニカミノルタ・ホンダ」からグレッシーニに移籍、タイヤもミシュラン(MI)からブリヂストン(BS)に変った中野真矢が移籍2回目のテストとなったヘレスで快走をみせた。

 初日は8番手だったが、「走るごとにフィーリングは戻ってきた」と手応えを強調。2日目も順調にタイヤ・テストをこなし、レース・タイヤでは常に7番手前後。そしてBS勢全員とMI勢の数人がQF(予選用)タイヤでのアタック合戦では一気に3番手に急上昇だ。

 「今日は2本のQFでアタック。BSのQFは去年の最終戦以来で、1本目はしっくりこなかったが、2本目は久々に気持ち良く攻められた。思ったよりタイムも出たし、この位置は気持ちがいい」と満面の笑み。

 今年はMotoGPの排気量が990CCから800CCとなったことでホンダの新車の開発が遅れ、MIの特性にもなじまず苦戦した。が、マシンの熟成が進み、タイヤもBSになったことで、もやもやを吹き飛ばした。

 トップ10に入るのが至難の業だった今季の戦いから「まだ手探り状態」とはいいながら早くもトップ3。「これが今年のバイクなのかと思うくらい違う」と言葉を弾ませ「今年の苦労を生かさなくてはね。とにかく来季に向け、自分の走りを取り戻したい」と、来季の大ブレークを確信していた。

 〇…初日トップ・タイムながら転倒を喫した王者C・ストーナー(ドゥカティ)が2日目も転倒。左肩を強打し、3日目を欠場することになった。「タイヤ・テストを始めてすぐに転んだ。肩から落ちすごく痛かった」とガックリ。幸い骨折はないが、靱帯(じんたい)を痛めたようでオーストラリアに戻って治療を受ける。

 〇…V・ロッシ(ヤマハ)は2日目もタイ・ヤテストに専念、2番手タイムをマークした。「昨日よりさらに長いロングランをやり、予選タイヤも試した」とご機嫌。BS陣営も「今回は今年のスタンダードを使っているが、テスト後に来年へのリクエストを聞きたい」とデータ取りに集中していた。

  [MotoGPヘレス合同テスト第2日](路面:ドライ)
 順   ライダー(マシン)       タイム     周
 1 D・ペドロサ(ホンダ)     1分39秒993 53
 2 V・ロッシ(ヤマハ)      1分40秒134 67
 3 中野真矢(ホンダ)       1分40秒251 71
 4 A・デ・アンジェリス(ホンダ) 1分40秒332 53
 5 A・ドビッツィオーゾ(ホンダ) 1分40秒650 69
 6 N・ヘイデン(ホンダ)     1分40秒692 78
 7 R・ドゥ・プニエ(ホンダ)   1分40秒820 77
 8 C・ストーナー(ドゥカティ)  1分40秒833 32
 9 C・エドワーズ(ヤマハ)    1分40秒838 53
10 J・ロレンゾ(ヤマハ)     1分40秒883 57
16 岡田忠之(ホンダ)       1分43秒143 38
18 伊藤真一(ドゥカティ)     1分43秒869 64
 ※出走18台