残り2周転倒で13位惨敗もタイトル王手
第14戦アラゴンGP決勝
ドライ路面ではレースをリードしたマルケス(手前)だったが、後に続くロレンソに逆転を許してしまった(カメラ=遠藤智)
ドライ路面ではレースをリードしたマルケス(手前)だったが、後に続くロレンソに逆転を許してしまった(カメラ=遠藤智)
 【アルカニス(スペイン)遠藤智】ロードレース世界選手権(WGP)第14戦アラゴンGPの決勝が28日、モーターランドアラゴンで行われ、モトGPは途中から雨が降って、ウエットタイヤ装着のバイクに乗り換える「フラッグtoフラッグ」方式のレースになって大混乱。7番手スタートのホルヘ・ロレンソ(27)=ヤマハ=が今季初優勝を飾った。ポールポジション(PP)から今季12勝目を狙ったマルク・マルケス(21)=ホンダ=はバイク交換が遅れて13位の惨敗も、次戦日本GP(10月12日決勝)でタイトルに王手をかけた。

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 大荒れの展開となったモトGP決勝。地元ファンの前でどうしても勝ちたかったレプソル・ホンダの2人は勝ちにこだわったため、ピットに入るタイミングを失った。雨が強くなった終盤も、スリックタイヤで走行した両者は、2番手を走っていたD・ペドロサが20周目の1コーナーで転倒、トップを独走していたM・マルケスが21周目の2コーナーで転んでしまった。

 あと2周で優勝を逃したマルケスは「もう残り数周だったので何とか頑張ろうと思った。でもピットに入ってマシンをチェンジした方が良かったのかも…」と反省しきり。それでも優勝は逃したものの、再スタートを切ってマシンをチェンジ、13位でフィニッシュし、これでタイトル王手。次戦日本GPのチャンピオン決定に大きく前進した。

 マルケス同様、再スタートを切ってマシンをチェンジ、14位でフィニッシュのペドロサは「スリックタイヤでは限界だった。マシンチェンジのタイミングを失った」とがっかりの様子だった。

マルケスが6位以下の場合

 [マルケス6位以下の時、V・ロッシとJ・ロレンソに対する条件]
 ▽ロッシ=マルケスが6位の時にロッシ4位以下、7位の時に5位以下、8位以下の場合はロッシに3ポジション以上先行されないこと(例えば10位の時はロッシ7位以下)

 ▽ロレンソ=マルケスが7〜11位の時にロレンソ2位以下、12〜15位の時にロレンソ3位以下で決定。マルケスがノーポイント(16位以下)でもロレンソは表彰台を獲得しなければ阻止できない。