ノリックは不満顔
セパン合同テスト2日目
BSのスタッフも真剣なまなざしを送るスズキのピット(カメラ=遠藤智)
BSのスタッフも真剣なまなざしを送るスズキのピット(カメラ=遠藤智)
 ヤマハ&スズキの合同テストは29日、マレーシアのセパン・サーキットで2日目を行い、スズキがスイッチしたブリヂストン(BS)・タイヤで順調にメニューを消化した。エースのK・ロバーツは今回、スケジュールが合わず欠席したが、J・ホプキンスとテストライダーの秋吉弘亮を揃え、350本のタイヤを持ち込むなど、BSの熱意はありあり。この日も時折雨がぱらつくあいにくのコンディションだったものの、ホプキンスは03年マレーシアGPでロバーツのマークしたレース・ディスタンスのタイムをあっさりと更新、「タイヤの持久性がすばらしい」と手応えを強調していた。

 緊張ムードではじまった初テストだったが、上々の滑り出しに、スズキ陣営は「今シーズン初表彰台を獲得、目覚しい躍進を見せるBSからタイヤの供給を受けることで、我々の開発スピードもアップするのではないかと期待している」と手応えを感じ取った様子。BSの山田弘GPマネジャーも安どの笑顔をみせていた。

 一方、ノリックこと阿部典史(ヤマハ)はタイヤ・テストをメーンに56周を消化。ベスト・タイムが2分06秒0と今ひとつだったこともあって不満そうな表情だったが、初日に電気系に続いて着々とメニューをこなしており、最終日のアタックで不完全燃焼を解消して締めくくる意気込みだ。

 ▽山田弘ブリヂストンGPマネジャー
 初めてのマシン、初めてのライダーという、何もかもがはじめて尽くしのテストで非常に緊張した。不安と期待の中でのスタートになったが、最初から違和感なく乗れたというライダーのコメントを聞いて安心している。初テストにもかかわらず、レース・ディスタンスでもいい結果が出ているし、非常にいい状態でスタートが切れて喜んでいる。

 ▽阿部典史
 今日はフロント・タイヤのテストだけを集中的にやった。雨がいつ降るかと心配だったので休憩なしにどんどん走った。4時まで一気に走ったらさすがに疲れた。今日は本当にタイヤ・テストだけで終わってしまいました。