ヘレス公式テスト
2日間総合でも首位!!1年目シーズン最高の締めくくり
厳しい表情で出番を待つ中上(モトGP提供)
厳しい表情で出番を待つ中上(モトGP提供)
 ロードレース世界選手権モトGPクラスの公式テストが28、29の両日、スペイン・ヘレスで行われ、LCRホンダの中上貴晶(26)が2日目(最終日)に同クラスで初めてトップタイムをマーク。2日間総合でも首位になり、最高の形でシーズンを締めくくった。

 「目標の(1分)37秒台に入れられた。うれしい」と言葉も弾む中上。シーズン終盤になって上昇ムードに乗っていた。まず、11月下旬の最終戦バレンシアGPで今季ベストの6位でフィニッシュ。その2日後に行われたバレンシアテストでは、チームメートのカル・クラッチロー(33)=英国=が今季乗っていたワークスマシン「2018年型ホンダRC213V」に乗って総合8番手につけた。「パワーがあるだけじゃなくてすごく乗りやすい。車体の安定性も高くてブレーキングで攻められた」と、エンジンなどが1年落ちのマシンで苦労した中上は最新型のパワーを堪能した。

 それから1週間後の今回のテストには25台が参加。中上は初日3番手で、2日目にはついに総合トップに浮上。並み居る強豪を抑えての快走に周囲もビックリだ。

 好調の要因は、もちろん18年型ワークスマシンのハイパフォーマンスがあるが、加えて今年で引退するダニ・ペドロサのチーフメカニックを務めたジャコモ・グイドッティ氏とのコンビネーションの良さ。同氏は芳賀紀行のチーフを務めたこともあり、日本人を良く知っているだけに、「バレンシアから気持ち良くやれている」と中上も信頼しきっている。モトGP2年目の来季は相当期待できそうだ。
クラッチローのワークスマシンでトップタイムをマークした中上(モトGP提供)
クラッチローのワークスマシンでトップタイムをマークした中上(モトGP提供)