けがのため最終戦バレンシアを欠場した小椋
けがのため最終戦バレンシアを欠場した小椋
 ロードレース世界選手権(WGP)のモト2クラスを戦うホンダチームアジアの小椋藍(20)が3日、左足の骨折から約1カ月ぶりにバイクで走り、健在ぶりをアピールした。今季は2位を最高にランキング8位と、ルーキーとしては及第点だったが、来季は勝負の2年目。将来モトGPクラスへの昇格を見据え、念願の初優勝を果たすべく、力強くトレーニングを再開した。 (ペン&カメラ=遠藤智)

 11月に帰国し、14日間の自宅待機を終えた小椋が、シーズンオフのホームグラウンド、テルル桶川スポーツランド(埼玉県)に繰り出した。第17戦アルガルベGPの決勝(11月7日)で転倒し、左足の甲を骨折。最終戦バレンシアGP(同14日決勝)を欠場したが、約4週間を経て完治した。

 市販車のホンダCBR250Rを駆って“足慣らし”。本紙の電話取材にも「思ったより普通に乗れた。久しぶりなので1回15分間の走行時間のうち、休みながら10分ほど。それを5、6回こなした」と、体を動かせなかったうっぷんを晴らしてうれしそうに答えた。

 今年はモト2にデビューし、2位をベストにシングルフィニッシュ12回と健闘した。だが、コース上でバトルを繰り広げた今季王者のレミー・ガードナーやラウル・フェルナンデスら、自分よりも上位の4選手が来季モトGPに昇格する。

 小椋は「モト2はリザルトとランキングがほとんど同じなので、来年自分が目指す位置も見えてきた。まずは初優勝。それを達成しなければ、いろんなことが大きく変わらない」と気合を入れ直した。

 チームの来季初テストは2月からの予定。それまで2カ月間、国内でしっかり体づくりを行う。