驚異的なタイムで3日間のテストを締めくくったバニャイア(遠藤智撮影)<br />
驚異的なタイムで3日間のテストを締めくくったバニャイア(遠藤智撮影)
 【セパン(マレーシア)遠藤智】ロードレース世界選手権(WGP)モトGPクラスの公式テストは8日、当地のセパンサーキットで3日間の予定を終えた。23台が参加し、昨季2連覇を達成したドゥカティのフランチェスコ・バニャイア(27)=イタリア=が総合最速タイムを記録。「特にブレーキングの安定性が良くなった」と、今季型デスモセディチGPの手応えを明かした。LCRホンダの中上貴晶(31)は最終日に1分57秒台に入れ、13番手だった。

 バニャイアが驚きの速さを見せつけた。テストのため非公式記録となるものの、自身の持つオールタイムラップレコード(1分57秒491)を破る1分56秒682をマーク。「とにかく驚いたし、とてもハッピー」と満面の笑みを浮かべた。

 テスト初日は転倒の影響もあり、1分58秒台で16番手。2日目はバイクのセットアップをしながら1分57秒台に入れ、5番手に浮上した。そして最終日、午前10時に始まったセッションの8周目。「今回のテストで初めてアタック」し、“一発回答”を決めた。

 今季型マシンは昨年の課題だったブレーキングの安定性を克服し、ますますパフォーマンスが向上。「(19、20日の)カタールテストで、さらにセットアップを進めたい」。3連覇を目指す王者にとって、鬼に金棒だ。
2連覇王者の貫禄を見せた(遠藤智撮影)
2連覇王者の貫禄を見せた(遠藤智撮影)