じわりとペースを上げ、2位に浮上したロバンペラ
じわりとペースを上げ、2位に浮上したロバンペラ
 若き新王者が、きっちりペースを上げてきた。ロバンペラは午前のSS3〜5を3&6&2番手で切り抜けて3位となると、午後になって同じコースを再走するSS6を3番手で終えて2位に浮上。この日の最終SS8では、今季初のステージ制覇も果たした。

 「午前のステージでは少しタイムを失ってしまった。出走順トップで、塩や泥で汚れた路面を走ったから簡単じゃなかった。でも、午後はフィーリングがかなり好転したね。グリップが良くなり、タイムも上がった」

 DAY1のナイトステージは無理せず、堅実な走りに徹して5位発進。フルデイ初日に入って徐々にペースを上げていくのは、戦前に立てた作戦通りだ。「もちろん完全には満足していないけど、悪い一日じゃなかった。上位争いができて良かったよ」と上機嫌で振り返った。

 36秒差で追う大先輩に対して「セブ(オジエ)は速すぎるね」とおどけ、その実、視線は後方に向けている。1・9秒差にヌービル、18・2秒差にMスポーツ・フォードのオット・タナクを従え、「まだ後方のライバルと接近戦を続けているから、このままプッシュし続けて、どうなるのか様子を見ていくよ」と今後の展開に思いをはせた。

 連覇を目指すタイトル争いを考えれば、より警戒すべきはスポット出場のオジエでなく、ライバルチームのエースドライバーたち。開幕戦の高揚感に浸ることなく、シーズン全体を見据えた冷静な戦いぶりが光る。
「セブは速すぎるよ」と大先輩をたたえた(トヨタ提供)
「セブは速すぎるよ」と大先輩をたたえた(トヨタ提供)